前撮りをお願いした写真屋さんは、大手の系列などではなく、地元の写真屋さんです。そして、娘の七五三、入学式、卒業式などの写真をずっとお願いしてきた写真屋さんです。七五三の時は、たくさんの写真の中から珠玉の3枚を選び、写真台紙にしてもらっていました。また、焼き増しをして頂き、じいじ、ばあばに送っていました。
それから12年たつと、デジタル化の波は地元の写真屋さんにも押し寄せ、撮って頂いた写真は、全てサイトからダウンロードするように変わっていました。写真台紙にしても良いのでしょうが、少しお高いので、我が家ではダウンロードした写真をスマホやタブレットで日々見ています(親ばかです)。
また、じいじ、ばあば向けに焼き増しもせずに、デジタルデータの共有を行っています。ダウンロードした何十枚という写真ファイルを、慎重にアクセス権設定し、某クラウドサービスで共有(これはこれで心配ではある)しました。じいじ、ばあばに共有すると、それはもう大喜び。スマホにダウンロードして日々眺めているようです。
ある日、我が家の嫁が七五三の写真を見ながらつぶやきました。
「ねぇ、このデータ、誤って無くなったりしないの?」
その通りです、デジタルデータなので一瞬で削除されてしまいます。多くの企業では、デジタルドキュメントは、文書管理され、バックアップされているかと思います。弊社でも、文書管理され、バックアップされています。その恩恵を受け、時々共有ファイルが誤って無くなっても(おそらくコピーを誤って移動にしていることが多いと想像されます)、その都度復旧して事なきを得ています。
一方、我が家は文書管理もしていなければ、もちろんバックアップなども行っていません。家族個人のPCやスマホ以外にNASに保存しているのですが、HDDの寿命は5~10年と言われています。ちゃんとバックアップするなら磁気テープなのでしょうが、読み取りデバイスが10年後も動いているイメージがわきません。それ以来、この貴重なデータが無くならないか心配で心配で、夜も寝られなくなりました(嘘です)。
結局、色々考え、色々な方に相談し、我が家はフォトブックにして万が一に備えることにしました。画像は多少劣化するかもしれませんが、読み取りデバイスの心配をしなくて良いです。スキャナで読み込めば、デジタルデータに戻すこともできます。
やっぱり紙は偉大ですね。皆さんは、デジタル化された思い出の写真はどうされていますか?(Y.K)
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