最近、生成AIでいろんなことができるという話が増えてきました。議事録や提案書などを書くだけでなく、ソフトウェアのプログラムやイラストなどの絵まで作れるという話です。生成AIブームもあり、今後電子化の流れはさらに加速して、いずれは紙に記したものは目にしない世の中が来てしまうかもしれません。
さて先日、とある要件で過去の、5年くらい前の銀行口座の明細が必要になりました。我が家も紙通帳からWeb通帳にすでに移行しており、銀行アプリから5年前の日付で検索しようとすると、それが指定できないようになっていました。どうやらうちの銀行は過去2年分の明細しか見られないようでした。明細が参照できる期間は銀行毎にさまざまあるようです。困ったなぁ、どうしようと思っていたのですが、もしかしてと思い、我が家の貴重品入れ(紙書類の玉手箱?)をあさっていると、5年前当時の銀行通帳が出てきました。これで一件落着。あとで色々調べてみると、銀行窓口で手続きすれば、最長10年前までの入出力明細は発行してもらえるそうです。
今回紙通帳ではあって当たり前のことが、Web通帳では見れないということを経験し、改めて紙の良いところを知りました。紙は探しづらい、かさばるなど色々と悪いところがありますが、特別な装置、アプリを使わなくても、自分の目で探したり、見れたりします。業務効率を考えると、電子がよいのは当たり前ですが、今回のように過去の情報をちょっと見たい、使いたいという稀なケースでは、電子より紙が良いと感じました。電子の時代のおける、データバックアップ媒体として、HDD、光ディスク、クラウドだけでなく、紙媒体というのもありかと思いました。バックアップ媒体としての紙についてはまた別の機会に話したいと思います。(K.I)