1.加工指示票作成
■業務の課題
@ |
お客様のメンテナンスの問題から、図面の処分ができない(永久保存が原則)。
・図面は、年を経るにつれ変色したり、出し入れを繰り返すうちに破損、紛失がある。
・新しい図面も毎日増加する事から、紙のままの保管に限界。 |
A |
製造ラインヘの加工指示は、伝票のやリ取りで行っていたが、改版時には、図面をコピーし、各関連部門に流す必要が有リ、丸2日がかりの作業となっていた。また、前の図面で加工されてしまうケースも発生。 |
■システム構築上のポイント
@ |
図面は、改版を行う必要から、書換え型光ディスク採用モデルを選択。 |
A |
また、改版を繰り返すことで線のゆがみ、かすれを少なくするため、高精細の入出力が必要。 |
■導入後のシステムフロー
@ |
必要部品の技術情報を取りまとめ、ホストのマスクファイルに入力。処理結果を光ディスクファイルの図面と重ねて加工指示書として出力。 |
A |
加工指示書には、製造ラインの各工程別にバーコードが付加する事で、工数収集と進捗データの管理を行っている。 |

■キーワード体系
番号 |
キ一名 |
1 |
図番 |
2 |
形式 |
3 |
種類 |
4 |
名称 |
5 |
材料名 |
6 |
顧客名 |
■メリット
@ |
書換え型光ディスクの採用で図面の改版にも容易に対応。また、光ディスクオートチェンジャー利用で膨大な図面の保管も可能。 |
A |
伝票での加工指示では、旧図面による加工が行なわれるケースが発生したが、回避できるようになった。 |
■今後の課題
他の課への増設も含めたネットワークの強化及びホスト接続
■対応業種
製造業
2.出図システム
■業務の課題
@ |
生産技術の革新テンポが早く、最先端の生産管理技術を実現要。そのためには、研究/開発/設計部門の効率化/省力化が必要。 |
A |
製品の多様化、部品点数の増加への対応、短納期化、ジャスト・イン・タイム化の実現
|
■システム構築上のポイント
@ |
コンポーネント機器の仕様書、図面を中心に入力。また、部品表を図面と合成し、光ディスクヘ登録することにより、生産手配を一枚の仕様書で済むようにした。 |
A |
営業が受注伝票に仕様書番号を指示することにより、受注伝票出力と同時に出図が可能。 |
B |
登録作業効率化の為、パソコンによるタイトルー括入力を実現。 |
■導入後のシステムフロー
@ |
検索条件を検索端末から入力 |
A |
該当する図番、部品名、単価、メーカー、発注実績などを一覧表で画面表示。 |
B |
設計者は、同様に画面表示される実際の図面内容と比較検討し、使用する図面を決定する。 |

■キーワード体系
■メリット
@ |
光ディスクからの仕様書/図面の出力期間は製品伝票と並行しており、リードタイムがゼロに。 |
A |
原図の出し入れ整理などの作業を省力化。 |
B |
図面管理の一元化を実現。 |
C |
図面と部品表が合成出図されることから、一括手配が可能となり、突合せ作業が不要に。 |
D |
類似図面の検索が行え、設計効率が向上。 |
■今後の課題
@ |
関連会社へのFAX送信。 |
A |
画像編集端末を増設し、機構設計作業に活用。 |
B |
他の図面も収納し、活用範囲を広げる。 |
C |
A1スキャナ/プリンタの増設により、大型図面の入力を推進。 |
D |
検索端末の各部への設置により、図面や技術情報をさらに有効活用したい。また、ワークステーションの増設により、設計各グループ・個人が保有する情報も工場内全ての部で共有できるように合理化を図リたい。 |
■対応業種
製造業
3.診療報酬明細書管理
■業務の課題
レセプトは毎年増大しており、現物での対応が困難となり、検索のスピード化、省力化、省スペース化を図る必要があった。
■システム構築上のポイント
@ |
レセプトは、外注入力。入力方法は、毎月の一括入力方式。 |
A |
集合型光ディスク装置により、約2年分のレセプトを一元管理。 |
■導入後のシステムフロー

■キーワード体系
番号 |
キー名 |
1 |
被保険者番号 |
2 |
整理番号 |
3 |
疾病コード |
4 |
性別 |
5 |
診療年月日 |
6 |
合計点数 |
7 |
本大家族別 |
8 |
入院外来他 |
■メリット/今後の課題
@ |
縦列点検に代表されるレセプトチェックが迅速かつ確実に過誤調整
・初診料算定誤り
・慢性疾患指導管理誤り
・薬剤過剰投与
・重複請求等 |
A |
各調査の迅速処理。
・継続療養者の初診年月日、継続受付期間、継続傷病名
・傷病手当金の対応受診期問、関連傷病名
・第三者行為の受診期間等のレセプト検索
・支払基金、都道府県の保険課、市区町村等の調査対応等 |
B |
レセプトの現物保管は最初の一年のみとし、2年目以降は光ディスクのみの保管とするため、保管スペースを節約。 |
C |
被保険者の多い支部への拡大。 |
D |
対象書類の増加。 |
■対応業種
各企業の健康保険組合
4.図面管理
■業務の課題
@ |
図面等は、製品納入後の改良や補修に備えて永久保存しており、増加の一途であり、収納スペースの確保が困難。 |
A |
図面作成時の参考図面の検索が十分に行えず、同じような図面を作成することで、さらに図面の増加を招く。 |
■システム構築上のポイント
@ |
実用図面を光ディスクに登録。 |
A |
入力原図は、当分の間は廃棄せずに改版に備えている。 |
B |
A1以上の図面は、枚数も少なく従来通りに図面箱で管理している。 |
■導入後のシステムフロー
@ |
製作図面の出力は、パソコンを介してホストと出票情報をFDに取リだし、光ディスクファイルに対する夜間の一括出力を要求、製造現場へ配布している。 |
A |
図面の作成は、設計の画像編集端末による光ディスクファイルからの図面検索を行い、画面上で図面の切り貼り作業を行い、新図面を作成。また、技術資料や参考図を類似検索し、コピー等での活用が可能。 |

■キーワード体系
番号 |
キ一名 |
1 |
図番 |
2 |
作成年月 |
3 |
形式名 |
4 |
指図書番号 |
5 |
納入先 |
6 |
備考 |
■メリット
@ |
過去の原図を元に新しい図面として利用することて時間効率やコスト面でメリット。似通った人力図面が多い場合に威力を発揮。 |
A |
図面の増加に伴う管理要員の抑制が可能。 |
B |
省スペース化。 |
C |
類似検索が容易。 |
D |
原図の破損/汚損/紛失の減少。 |
E |
ホスト接続による出票作業の効率化。 |
■今後の課題
設計の出図から現場の機械加工までをネットワーク化し、タイムリーな登録/検索を可能にする。
@ |
光ディスク増加に伴い、集合型光ディスク装置を導入。 |
A |
設計出図時点から、現場の機械加工や組立てなどの作業に至るまで、端末からのタイムリーな検索及び出力を可能とする。 |
A |
各支社店から技術情報の検索がタイムリーに行えるようにする。 |
5.文書管理(製造)
■業務の課題
@ |
人材不足への対応から、事務の省力化。 |
A |
正確な会社の古事来歴が分かる。 |
B |
紙での書類保管は、秘密保持に欠けるところがあり、顧客からの信用を得るための資料の秘密厳守を確実にする。 |
C |
見積書、製作票、原価計算書等膨大な資料の保管スペースを削減。 |
D |
図面の訂正等、出し入れによる紛失防止。 |
■システム構築上のポイント
@ |
各部門の関係書類を一括管理。 |
A |
各部門へのワークステーションを貸出し。 |
B |
問合せ対応に光ディスクファイルでの即時検索、多チャンネルファクシミリゲートウェイで直接FAX出力を実現。 |
C |
将来の遠隔地の事務所との接続を考えたキーワード項目の統一。 |
■導入後のシステムフロー
検索端末による検索及びFAX出力指示。

■キーワード体系
■メリット
@ |
レスペーパー化により、確実な機密管理が実現。 |
A |
検索の合理化で、書類の紛失防止、作業時間の短縮を実現。 |
B |
省スペース化で打合せ等が行えるコモンスペースを確保。 |
C |
営業個々の顧客管理の徹底化と柔軟な対応が可能。 |
■今後の課題
@ |
A1スキャナ/プリンタ導入による大判図面の登録 |
A |
ホストやFAXとの接続による遠隔地からの検索、大規模LAN対応等による利用拡大。 |
■対応業種
官公庁、企業全般 |